6月30日にローンチされ、順次コンテンツを公開してきた「Dance design tuner presents HAIR STYLIST×DANCER -SESSIONS-」。6人のトップダンサーと6人のヘアスタイリストがタッグを組み、クリエイションを生み出す様子を映像に収めたこのプロジェクトは、アリミノのヘアスタイリングブランド『ダンスデザインチューナー』のために企画されたもの。仕掛け人である「yenter」と「ODORIBA」がこの企画に込めたのは、美容業界やエンターテイメント業界へのリスペクトでした。

商品名に冠したダンスのカルチャーを通して、魅力を伝える。

今年1月に発売された『ダンスデザインチューナー』。アドバイザーとして携わったヘアアーティストの内田聡一郎さんのSNS投稿を見て、商品について知ったアートディレクター2BOY(yenter)は、商品名から自身も造詣の深いダンスミュージックの数々を想起し、ダンス専門クリエイティブエージェンシー「ODORIBA」の荒木さんに声をかけました。

「ダンスの6ジャンルに紐づいた商品名や商品特性を知って、もともと『ダンサーを使った企画をやりたい』と温めていたアイディアが役に立つ時が来たと思いました。そうしてすぐに、荒木さんに声をかけたんです。荒木さんとなら、『ダンスデザインチューナー』の魅力を広く伝えるコンテンツができると思って、メーカーのアリミノさんに企画を持ち込む準備を始めました」（2BOY）

「ODORIBAはダンスに特化したクリエイティブエージェンシーで、“ダンス”をコミュニケーションツールにして立体的なプロジェクトを企画しています。最前線で攻めた活躍をしているダンサーに登場してもらえば、『ダンスデザインチューナー』のターゲットである10代後半から20代の若い世代にも、商品の魅力が伝わるだろうと思ったんです。それにコロナ禍で活動の場を奪われているダンサーにクリエイティブを表現できる場を作りたいという狙いもありました。それは私たちにとっても、ダンサーにとっても、またサポートする姿勢を示すことは『ダンスデザインチューナー』にとっても好影響です」（荒木さん）

そうして「HAIR STYLIST×DANCER -SESSIONS-」が始動。ヘアスタイリストとダンサーという全く違う業種のプロ同士がタッグを組み、『ダンスデザインチューナー』を使って、作品を創り上げることとなりました。

「ダンス×ヘアスタイル」という新しい組み合わせ。

「ひとりひとりのリズムにあわせて。」をコンセプトに、「ロッキンムーブ」「ハウスエアリー」「ブレイクキープ」「モダンシマー」「バレエメロウ」「フラプライマー」とシーンや性別を問わず使える全6製品がラインナップする『ダンスデザインチューナー』。製品に合わせて、それぞれ6人のヘアスタイリストとダンサーをフックアップすることに。

「全てのカテゴリーがフラットに見えるように気を配りました。またダンサーの仲間や、彼らに憧れる若い世代が見ることを考えても、ストリート感は保っていたかったので、ロゴのフォントのチョイスでもその感覚を意識しています。撮影時には、彼らの身体的な能力やクリエイティブなアイディアに感心させられっぱなしでしたね。ダンサーと相談しながら、撮影するシーンを決めていく作業はとても刺激的でした」（2BOY）

「ダンサーって、“そのジャンルの専門的なインフルエンサー”でもあるので、見せ場や伝え方を熟知しているんです。6ジャンル揃うことで、全く違う個性が表現されたのは素晴らしいことですね。彼らを全面的にフィーチャーできたことが、彼らにとっても、またダンス業界にとっても未来に繋がる良い機会になっていたらいいなと思います」（荒木さん）

制作現場で繰り広げられた、ライブ感あるクリエイション。

今回のプロジェクトの軸となるのは、製品ごとのイメージをテーマに、ヘアデザインを創り上げるヘアスタイリストと華麗に踊るダンサーの姿を捉えたクリエイティブムービー。さらにヘアスタイリストのインタビューを中心とした、撮影の舞台裏や共演スタッフとのコミュニケーションなど、作品を創り上げていく過程を追ったバックストーリームービーも合わせて楽しめます。

「もともとクラブのVJなどにも携わってきたダンスミュージックやカルチャー出身の人々で撮影チームを構成しました。被写体であるダンサーのライブ感を大切に、ライティングやアングルなどを調整していく撮影になりましたね。彼らの動きに、カメラマンやディレクターが誘われるような現場でした」（滝）

「ダンサーだけではなく、ヘアスタイリストのトップとして活躍する人たち。ビハインドザシーンはそんな彼らがハードに動くダンサー相手に実際に『ダンスデザインチューナー』を使ってみた感想や使い方のコツを指南してくれる、実践的なものになりました。映像で使う音楽も、若手のスタッフが楽しんで作ってくれて、様々なアーティストの表現が集結した作品に仕上がっています」（2BOY）

「技術や表現を極めたダンサーたちが、そのパフォーマンスを発揮する機会が奪われている今。美容という、近くにありながらなかなか表立って交わることのない世界とのこうしたコラボレーションによって、エンターテイメントの素晴らしさや『ダンスデザインチューナー』の魅力を広く伝えるプロジェクトとなったのではと思います。このことが、彼らや業界にとってもプラスに繋がることを期待しています」（荒木さん）

最先端のスタイリング剤『ダンスデザインチューナー』の魅力を広く伝えるというミッションを超えて、美容業界、エンターテイメント業界をエンパワーメントする企画へと発展した「HAIR STYLIST×DANCER -SESSIONS-」。映像から、その情熱を受け取ってください。

特設サイト

＜プロフィール＞
荒木理恵子（株式会社ODORIBA代表取締役）
15歳でダンスに出会い、学習院大学初のストリートダンスサークル「No X-it」を創部、関東大学学生ダンス連盟Σ 第10代副会長を務める。
98年電通入社、03年電通ミュージック・アンド・エンタテインメント設立と共に出向。一貫して、アーティストの広告キャスティング、CM音楽タイアップ、音楽イベントの企画制作・協賛プロモート、アーティスト育成などに従事。
07年ワーナーミュージック・ジャパンに転職。ブランドパートナーシップ部署のマネージャーとして、360°ビジネスを牽引。15年、ダンスに特化したクリエイティブエージェンシー「ODORIBA」を設立。音楽業界と広告業界で培ったノウハウを、自分の原点であるダンス界の発展に役立てたいと考えている。
https://odoriba.tokyo

2BOY（yenter）
yenter代表。音楽やファッションを中心に、広告や映像、プランニングまで幅広く手掛ける。“1”を“100”に、“1”を“A”に。をモットーに、不自由の中で最大限の自由を楽しみながら活動中。ブロンドヘアーがトレードマークのアートディレクター。
https://www.instagram.com/2boy.xyz

滝絋平（yenter）
1983年、福岡県生まれ。2005年よりクラブVJをスタート。現在は東京の主要クラブであるageHa、WOMB、SOUND MUSEUM VISIONなどでイベントオーガナイズを行いながら、音楽家/DJの中田ヤスタカ、RAM RIDERをはじめ多くのアーティストのライブ演出に携わる。活動範囲を日本全土から世界に拡大しながら活躍中。

yenter（弊社クリエイティブチーム）
アートディレクター、グラフィックデザイナー、VJ、映像作家が在籍。広告、CDジャケット、グッズ、アパレル、カタログ、商品パッケージ、ロゴ、WEB、空間などのデザインをはじめ、ムービーのディレクション・編集など映像の分野まで、多岐にわたる企画から制作まで一貫して行っております。

お仕事のご依頼・ご相談は以下WEBサイトよりお問い合わせください。
https://yenter.jp/

＜参加ヘアスタイリスト/ダンサー ラインナップ ＞
・ロッキンムーブ　内田聡一郎（LECO）×$HOR1 WINBOY
・ハウスエアリー　藤原愛莉（Belle）×KAZANE
・ブレイクキープ　佐藤友哉（RESSUΛL）×BBOY SHOSEI
・モダンシマー　ワタロー（CODE+LIM）×RURI OHNO
・バレエメロウ　野元亮太（CIECA.）×池田アリス
・フラプライマー　谷口翠彩（K-two）×HINAKO KANDA

Staff Planning：yenter / ODORIBA
Art Director：2BOY（yenter）
Photographer：Takanori Fujishiro
Stylist：Hideaki Tatematsu
Movie Director：Akio Oda
DoP : Shu Fukuya(studio RIDER)
1st AC : Kohei Kobayashi
BTS Camera : Haruta
Music : Saskia
Movie Producer：Kohei Taki（yenter）
Casting : Orie Nagata（ODORIBA）
Producer：Rieko Araki（ODORIBA）